びゅう太はトミーから1982年発売されたプログラミング言語に日本語記述のG-BASIC搭載した16ビットマイコン
「ぴゅう太(型番:TP1000)」は現在タカラトミーのトミー工業が1982年8月に発売した16ビットマイコンである。この会社は、三陽工業(株)の営業部門が1959年に独立して富山商事(株)を設立しているが、1963年社名をトミー工業(株)に変更している。 トミー工業の社名由来は、当時主な輸出先アメリカで通用するよう創業者の苗字「富山」をもじりトミーとしている。「ぴゅう太」のネーミングは、見た通りコンピュータの「ピュータ」からきている。初代のぴゅう太は、プログラミング言語に日本語記述のG-BASIC、グラフィックソフトにG-GRAPHICを標準搭載していたので、ゲームの自作ができた。CPUは、TMS 9995、ROM 20KB RAM 16KBというスペックでした。日本語G-BASICのコマンドが日本語のハンテイ、イケ、マワレ、カケなどである。「カケ」は「PRINT」をカタカナに置き換えただけであり、一般的なBASICとの互換性は低くいため普及しなかった。
ぴゅう太の後継機として、ぴゅう太Jr.(型番:TP2001)が発売されている。キーボード、G-BASICを除いた廉価版でゲームに特化した機種になっている。機能も若干パワーアップし、このぴゅう太Jr.用ソフトを初代ぴゅう太でプレイするためには、ゲームアタプタが必要になった。それから、ぴゅう太mk2(型番:TP1007)が発売され英語記述のG-BASIC、プラスチック製のキーボードを搭載していた。ちなみに、初代ぴゅう太はゴム質のキーボードだった。これは、押したかわかりにくいタッチのものだった。ぴゅう太は、トミーという玩具メーカーが販売するマイコンとして、珍しがられたが、だんだんとファミコンが勢力の伸ばしたことからディスカウントストアで売られるようになった。当時の児童向け玩具としては高価であることから、玩具店で売ることが難があった。やがて姿を消して行く事となった。十数年後コンピュータを使っている知育玩具がトミーから、ぴゅう太の名の付いた知育玩具「ぴゅう太くん」として発売されている。ゲームセンターにもメダルゲームとして「ぴゅう太くん」がある。
ぴゅう太の初期のゲームソフトには、ボンブマンやモンスターイン、ザウルスランド、ターピンがある。ボンブマンは、塀の向こう側から爆弾を投げてくるマンと邪魔しに来るオジャマ虫を、ファイヤーボーイが次々と爆発する前に消すゲームだ。水で消火するので、水は無くなるから、水がなくなったら水道の所までいって水を溜める。消火の際、命中している場合は水がブルーになり、水が白の場合は命中していない。投下中の爆弾に衝突したり、地面にある爆弾を蹴とばしたり、オジャマ虫に触れるとアウト。 爆弾を消化できずにいるとキャラクターが小さくなり、オジャマ虫が出てきて追いカケッコすることになる。モンスターインは、モンスターの卵を1回にある穴に入れれば良い単純なゲーム。ザウルスランドは、穴から出てくるモグラを叩きまくるモグラたたきゲーム。マンモスや恐竜がオジャマ虫で出てくるが、このオジャマ虫も斧で叩きのめすことができる。その他にも、ぴゅう太のゲームソフトをみるとフロッガーやスクランブル、夜間飛行(仮)、ターボ750がある。